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『ベールの彼方の生活』4巻9章 男性原理と女性原理【1 キリストはなぜ男性として誕生したか】

『ベールの彼方の生活④』9章 男性原理と女性原理【1 キリストはなぜ男性として誕生したか】1919年3月21日 金曜日 貴殿に興味のありそうな話題は多々あるのですが、話が冗漫になるといけませんので割愛させて頂き、兄弟かきにせめぐ今日の危機(第1次世界大戦)→

『ベールの彼方の生活④』→(1914―18―訳者)に至らしめた大きな原因について述べようと思います。それはつまるところ、霊的なそしてよりダイナミックな活動をさしおいて、外面的な物的側面を高揚する傾向であったと言えます。

『ベールの彼方の生活④』その傾向が西洋人のあらゆる側面に浸透し、それがいつしか東洋人の思想や行動意志まで色濃く染め始めました。それは実際面にも表れるようになり、一般社会はもとより政治社会、さらには宗教界にも表れ、ついには芸術界すらその影響から逃れられなく→

『ベールの彼方の生活④』→なりました。すでにお話した物質と形態へ向けて“外部へ、下方へ”と進んできた宇宙(コスモス)の進化のコースを考え合わせて頂ければ、その事は別段不思議とは思えないでしょう。顕現としてのキリストについてもすでに述べました。

『ベールの彼方の生活④』私はこう述べました―いかなる惑星に誕生しようと、言いかえれば、地上への降誕と同じ意味でいかなる形態に宿ろうと、キリストはその使命を託された惑星の住民固有の“形態”を具えた、と。その事は降誕する“土地”についても言えますが、→

『ベールの彼方の生活④』→同時に降誕する“時代”についても言えます。ではこれより私は、ガリラヤのイエスとしての前回の地上への降誕について述べてみます。人間は次の事実すなわち、少なくとも吾々が知る限り“神性”において性の区別はない事、男性も女性もない事、→

『ベールの彼方の生活④』→なのにイエスは、いつの時代においても、かのガリラヤにおいても“男性として降誕した”という事実のもつ重要性を見落としております。私はこれよりその謎について説明してみます。これまでの全宇宙の進化は“自己主張”すなわち形体をもって自己を顕現→

『ベールの彼方の生活④』→する方向へ向かってまいりました。絶対的精髄である霊は、本来、人間が理解している意味での形体はありません。悠久の(形態上の)進化もようやく最終的段階を迎えておりますが、その間のリーダーシップを握ったのは男性であり、女性ではありませんでした。

『ベールの彼方の生活④』それには必然性があったのです。自己主張は本来男性的な傾向であり、女性的ではないからです。男性は個性を主張し、その中に自分の選んだ女性を組み入れて行こうとします。その女性を他の女性から隔絶して保護し、育み、我がものとしていきます。

『ベールの彼方の生活④』我が意志が彼女の意志―つまり女性は自分の意志の全てを男性の意志に従わせます。その際、男性の性格の洗練度が高いか低いかによって女性に対する自己主張の仕方に優しさと愛が多くもなり少なくもなります。しかし、その洗練というものは→

『ベールの彼方の生活④』→男性的理想ではなく女性的理想へと向かうものです。この点をよく注意して下さい。大切な意味があるのです。そこで地球について言えば―このたびは他の天体の事には言及しません―悠久の進化の過程において、身体的にも知性的にも力による支配の原理が→

『ベールの彼方の生活④』→表現されてきました。この二元的な力の表現が政治、科学、社会その他あらゆる分野での進歩の推進的要素となってきました。それが現代に至るまでの地上生活の主導的原理でした。人類の旗には“男性こそリーダー”の紋章が描かれておりました。

『ベールの彼方の生活④』キリストが女性としてでなく男性として地上へ誕生したのはそのためでした。しかし、男性支配の時代はやっとそのクライマックスを過ぎたばかりです。と言うよりは、今まさにそれを越えつつあります。

『ベールの彼方の生活④』そのクライマックスが外部へ向けて表現されたのが前回の大戦でした。  ―その大戦の事はすでに多くを語って頂いております。これからまたその話をなさるのではないでしょうね。  →多くは語るつもりはありません。しかし私がその惨事について黙する事は→

『ベールの彼方の生活④』→その大戦で頂点を迎えた、人類の進化に集約される数々の重大な軌跡を語らずに終わる事になります。その軌跡が大戦という形で発現したのは当然の成り行きであり不可避の事だったのです。冷静に見つめれば、自己主張の原理の良い面は男性的生活態度が→

『ベールの彼方の生活④』→“創造主”の面影をほうふつとさせる事ですが、それは反面において自分一人の独占・吸収という野蛮な側面ともなりかねない事が分かるでしょう。洗練された性格の男性は女性に対して敬意を抱きますが、野獣的男性は女性に対して優位のみを主張します。

『ベールの彼方の生活④』同じ意味で、洗練された国家は他の国家に対して有益な存在である事を志向し、相手が弱小国であれば力を貸そうとするものです。が、野蛮な国家はそう考えず、弱小国を隷属させ自国へ吸収してしまおうとする態度に出ます。

『ベールの彼方の生活④』しかし、程度が高いにせよ低いにせよ、その行為はあくまでも男性的であり、その違いは性質一つにかかっております。善性が強ければ与えようとし、邪性が強ければ奪おうとします。が、与える事も奪う事も男性的性向のしからしむるところであり、→

『ベールの彼方の生活④』→女性的性向ではありません。与える事は男性においては美徳とされますが、女性においては至極当たり前の事です。男性は功徳を積む事になりますが、女性はもともとその性向を女性本能の構成要素の中に含んでおります。

『ベールの彼方の生活④』キリストはこの自己主張の原理を自ら体現してみせました。それが人類救済の主導的原理だったのです。男性としてキリストも要求すべきものは要求し、我がものとすべきものは我がものとしました。これは女性のする事ではありません。

『ベールの彼方の生活④』が、徹底的にその原理を主張してしまうと、今度は男性の義務として、全てを放棄し全てを与えました。が、その時のキリストは男性としての理想に従っているのではなく女性としての理想に従っているのです。

『ベールの彼方の生活④』しかも女性としての理想に従っていながら、いっそう完全なる男性でもあるのです。このパラドックスはいずれ根拠を明らかにしますが、まずはイエス・キリストの言葉を2、3引用し、キリストが身体的には男性でありながら、男性と女性の双方の要素が→

『ベールの彼方の生活④』→連帯して発揮されている、完全なる“神性の顕現”である事をお示ししましょう。「人、その友のために己れを棄つる、これに優る愛はなし」(ヨハネ15・13)確かにそうですが、それは男性的な愛です。それよりさらに大なる愛が存在します。

『ベールの彼方の生活④』それは敵のために己れの生命を棄てる事です。自分を虐待する男になおもしがみつこうとする女性の姿を見ていて私は、そこに女性特有の(友のために捧げる愛よりも偉大な)憎き相手に捧げる愛を見るのです。イエスは自分を虐待する者たちのために自分の生命を棄てました。

『ベールの彼方の生活④』私にはそれはイエスの本性に宿る男性的要素ではなく女性的要素が誘発したように思えるのです。また、なぜ「奪うより与える方が幸福」(使徒行伝20・35)なのか。男性にとってはこの言葉は観念的にも実際的にも理解が困難ですが、女性にとっては容易にそして自然に理解が→

『ベールの彼方の生活④』→いきます。男性はそれが真実である事に同意はしても、なお奪い続けようとするものです。女性は与えるという行為の中に喜びを求めます。受けたものを何倍にもして返さないと気が済まないのです。この事を考え合わせれば、今だに論争が続いている例の奇蹟に敬虔の念を→

『ベールの彼方の生活④』→覚えられる事でしょう。つまり、僅かなパンを何十倍にも増やして飢えをしのがせた行為も同じ女性的愛から発していたのです。しかしこの問題はこれ以上深入りしないでおきましょう。私が言いたかった事をまとめると次のような事になります。

『ベールの彼方の生活④』つまりこれまでの地上世界は全ての面において英雄的行為が求められる段階にあったという事。従って“雄々しい力”という言葉が誰の耳にも自然な響きをもって聞こえ、“女々しい力”という言い方から受ける妙な響きはありません。

『ベールの彼方の生活④』しかし男性は神威の“1つの側面”―片面にすぎないのです。その側面がこれまでの永い地上の歴史の中で存分に発揮されてきました。が、これより人類が十全な体験を積むためには、もう一方の側面を発揮しなければなりません。

『ベールの彼方の生活④』これまでは男性が先頭に立って引っぱってきました。そしてそれなりの所産を手にしました。これからの未来にはそれとは異質の、もっと愉しい資質が用意されております。  アーネル†
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たきざわ彰人

Author:たきざわ彰人
元画家、山を愛する霊覚者です。果てしない山へのアタック及び高負荷の作品描画によって霊性発現となりました。イエス様の怒涛の連続顕現に浴させて頂き、イエス様のご意志に従い霊的知識普及の使命遂行中です。イエス様ハンドリング(霊の導きに従う)により強姦殺人魔、明仁、文仁、徳仁、悠仁は死刑になり「人類の恥」となります(祈)†

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